【ライブレポート】The Cribs 2018/05/18 代官山UNIT セトリ/使用機材
代官山UNITで行われたThe CribsのLive。オープン時間の少し後に入場し、物販で Tシャッツを購入。
UNIT内のロッカーが150個程しかなく空いているか不安だったが、オープンから20分程経ってからでも割と空いていた。
オーディエンスの年齢層は20〜30代くらいが多い模様。もう少し上くらいの方もちらほらいた。
MONO NO AWAREの演奏が終わり、クリブスの機材の準備が終わった後しばらく焦らされ、メンバーが登場。一気に場内が盛り上がる。
私はライアンのキャッチーな歌声とギターが好きなので、ライアンが立つステージの向かって左側の中列辺りに陣取り。メインボーカルのゲイリーの方が人気があると思っていたが、オーディエンスの歓声を聞くと、ライアン人気が高いようだ。
セットリスト / メインボーカル
※ライアン、ゲイリー両者が歌うものは割合が多い方、同じくらいのものは両者の名前を記載
Our Bovine Public / ライアン
Come On, Be A No-One / ライアン
Come On, Be A No-One / ライアン
I'm A Realist / ゲイリー
Rainbow Ridge / ゲイリー
Different Angle / ライアン
What About Me? / ゲイリー
Another Number / ゲイリー
Partisan / ゲイリー
Sticks Not Twigs / ライアン
We Share The Same Skies / ゲイリー
Burning for No One / ライアン・ゲイリー
Burning for No One / ライアン・ゲイリー
In Your Palace / ゲイリー
Shoot The Poets / ライアン
It Was Only Love / ライアン
Martell / ライアン
Martell / ライアン
Mirror Kissers / ゲイリー
Leather Jacket Love Song / ライアン
Be Safe / ゲイリー
The Wrong Way To Be / ライアン・ゲイリー
Men's Needs / ライアン・ゲイリー
Pink Snow / ライアン
セットリストはライブで定番の曲から新譜の曲まで満遍なく演奏され、初心者からコアなファンまで楽しめる内容だったと思う。
1曲目にクリブスの曲の中でも特にキャッチーなキラーチューン"Our Bovine Public"が始まった瞬間、会場は一気にお祭り騒ぎ。サビでは「ウォーオーオオ」と大合唱が起こった。ライアンは最初のサビでマイクをスタンドごとオーディエンスに向け、そのまま手放した。マイクは観客の手に渡り、ライアンはその後ゲイリーのマイクを使い2コーラス目を歌い始める。マイクはすぐにスタッフによって戻されたが1曲目からライアンらしさ全開だ。
2曲目の”Come On, Be A No-One”でも、サビでオーディエンスの大合唱が起こる。場内の一体感はさらに高まる。
ライアンのギターから”I'm A Realist”のイントロに入ると、ギターのメロディに合わせて観客が「オーオーオー」とシンガロング。クリブスのライブではお決まりの光景だ。
定番の3曲を終え、少し(大分)カタコトの日本語でゲイリーがMCを始める。
コンニチハとかアリガトウとかトウキョウとか言っていたと思う。それでも一生懸命日本語で話そうとしてくれているメンバーに観客は大歓声で応える。
ゲイリーが、「次は最新アルバム"24-7 Rockstar Shit”の曲をやるよ」と宣言し演奏された”Rainbow Ridge”。個人的に"24-7 Rockstar Shit”はとてもツボで大好きなアルバムなのだが、その中でもお気に入りの曲、”Rainbow Ridge”が始まった瞬間テンションは一気に上がった。しかし周りはというと、前列こそそこそこ盛り上がっているが、中列は今までと比べると反応が悪い。確かにこのアルバムは今までのアルバムと比べるとポップさには欠けるかもしれない。だがシンプルでソリッドな今作は私的には圧倒的にかっこよく、クリブスの新たな可能性を感じるものだった。
中列では少し温度差を感じたので、前列まで進み大熱唱。
その後、”Different Angle”、”What About Me? “と、こちらもライブでは定番の曲が続き、大いに盛り上がる。
そしてライアンの奏でるギターが観客を高ぶらせ、”Another Number”のイントロが始まると、それに合わせて「オッオッオオッオーオオ」と再び観客の大合唱が始まる。ライブで高確率で演奏されるこの曲は、ファンの中で最も定番の曲と言ってもいいだろう。
そして最新アルバムの曲”Partisan”が始まる。この曲も私のお気に入りの一つだったので、テンションはかなり上がったが、観客の反応はイマイチ。やっぱり最新作はリリースからあまり日が経ってないこともあってか、あまり人気がないのかなと思いつつ、そんなことは気にせず大合唱して拳を突き上げた。
ここでライアンがギターをエレキからアコギに持ち替え、踊りっぱなしだったオーディエンスも休憩タイム。”Sticks Not Twigs”が演奏される。この曲も最新アルバム収録なのだが、他の曲とは少し毛色が違った雰囲気の曲だ。ドラマーのロスもお気に入りの曲として上げていたり、今後クリブスの名曲となっていくかもしれない。
そして”We Share The Same Skies”のイントロが始まると再び観客が湧き上がる。
こちらもシンガロングポイントがあるので観客の大合唱が巻き起こる。
”Burning for No One” 、”In Your Palace”と演奏された後、再びライアンがアコギに持ち替え”Shoot The Poets”が演奏される。曲中、「Good that's what I say」というフレーズがあり、一部のオーディエンスがシンガロングしていた。私は予習不足で歌えなかったので、次は絶対歌ってやると誓った。
"Martell "が演奏された後、クリブスの代表曲”Mirror Kissers”が始まると観客はこの日一番の盛り上がりを見せた。観客からは終始大合唱が巻き起こった。
ここで隠れた名曲”Leather Jacket Love”が演奏された。カップリング曲だがLiveでは割とよく演奏され、私の大好きな曲の一つなので今回聴くことができてとても感動した。
Setlistも終盤に差し掛かり、名曲”Be Safe”が始まると、オーディエンスは今までとは少し違い、演奏に聴き入りつつ、サビではシンガロングが巻き起こった。
そして”The Wrong Way To Be”の歌い出しが始まると少し落ち着いていた観客達が再び息を吹き返す。ライアンが手拍子を観客に煽り、観客もそれに応え大いに盛り上がった。
盛り上がった雰囲気をそのままに、こちらもクリブスの代表曲”Men's Needs”が演奏される。
観客からは再びギターのメロディに合わせて「トゥルルトゥールル」とシンガロングが巻き起こった。
そしてラストに”Pink Snow”が演奏された。この時点で私は踊り疲れて放心状態だった。これまでのLiveの傾向からして、この曲でで最後になると予想はできたので、「ああ、これで終わりか。」という寂しい気持ちを感じつつ、疲れ果ててただただ曲に聴き入っていた。
そして予想通りライブは終了した。アンコールは無し。殆どのアーティストはアンコールが日常的にあり、無いのは少し寂しい気もするが、それがクリブスのスタイル。考えてみれば時間一杯予定していたセットリストを全力で演奏して終わるという形は、合理的なのかもしれない。アンコールに応えるアーティストも当然準備はしているだろうし、何ならアンコールを想定して時間に余裕を持っているかもしれない。そう考えてみれば、端から時間一杯でセットリストを組みライブを行うクリブスのスタイルはむしろ自然なのかもしれない。
久しぶりに完全燃焼できた最高のLiveだった。
使用機
今回使われていた機材を分かった範囲で紹介します。
ライアン・ジャーマン(Ryan Jarman)
■ギター
Squier FSR Ryan Jarman Signature Guitar
Fender Super-Sonic in red sparkle
■アンプ
Orange Amplifiers Rockerverb 100 MK II 100W Tube Guitar Amp Head
Electro-Harmonix Vintage Polychorus Pedal
Boss TU-3 Chromatic Tuner
fenderのMustangはよく使っているようだ。
ゲイリー・ジャーマン(Gary Jarman)
■ベース
Fender Precision Bass
ロス・ジャーマン(Ross Jarman)