【分かった気になれる映画紹介】どうしようもない恋の唄 を分かりやすく内容説明/簡潔まとめ ※ちょっとネタバレあり
公開日:2018年8月4日
製作国:日本
監督:西海謙一郎
原作:草凪優
脚本:龍一朗、石川均
ジャンル:ヒューマンドラマ
境遇/世界観:破産_水商売_風俗_貧困_アンダーグラウンド
面白かった度:★★★★★
事業に失敗して金も家族も失い自暴自棄になった男と、何の取り柄もないソープ嬢が出会い、共に生活をするようになる話
です。
少し詳しく説明すると、
八代光敏は事業に失敗し嫁にも見捨てられ自暴自棄になっていました。
電車から外を見て死ねそうだったからという理由で縁もゆかりもない駅で降り、踏切で電車に飛び込もうとします。
しかし結局自殺することはできず街をふらついていると、一軒のソープランドにたどり着きました。
八代はそこでヒナに出会いました。ヒナはとても明るく無邪気な女性でした。
八代は店を出た後、近くの居酒屋で酒をあおっていました。するとそこにヒナが表れて二人は相席しました。
八代の身の上話をヒナは一所懸命に聞き、八代の不幸な境遇を聞き涙を流しました。
二人は電車がなくなるまで飲み明かし、八代はヒナを家まで送り帰ろうとしましたが、ヒナに強引に部屋に連れ込まれてしまいました。
その日から八代はヒナの家で生活するようになりました。
ヒナが仕事の間八代は家事などをして過ごしていました。
そんなある日、八代は隣人のキャバ嬢のヒモの彼氏と出会います。
二人は女性に養われている者同士分り合い、頻繁に合うようになりました。
八代はしばらくヒナのヒモとなって生活していましたが、このままではいけないと思いヒナに別れを切り出しました。
ヒナは一旦はそれを受け入れるものの、仕事で培ったテクニックを使い八代に別れないと言わしめました。
八代はもう一度仕事で成功するために、過去に製造した精力剤を売るために、隣人のキャバ嬢に店の客に紹介してもらえないかと相談しました。
八代の提案は即却下されましたが、代わりに水商売をやっている女はペットを飼っている人が多く、お金に余裕はあるが十分に世話をする時間はないという所にビジネスの可能性があるのではないかと助言しました。
その助言から八代は隣人のヒモ彼氏と共に水商売の女性限定のペットフード販売を初めました。
ペットフードの生産は八代が昔仕事で関わりのあった町工場の一角を間借りし生産しました。
ペットフード販売は上手くいき、順調に利益を出していましたが、ある時その話を辺りを牛耳っているヤクザに知られてしまい、利益を殆ど取られてしまう不当な契約を結ばされてしまいました。
八代は再び稼ぎを失ってしまい、憂さ晴らしにヒナにキツく当たってしまいました。
そんな八代を見かねた隣人のキャバ嬢カップルは二人を家に招きました。
キャバ嬢は自分もヤクザに目をつけられているという理由で、ヒナに仕事のテクニックを教えてほしいと頼みました。
ヒナは戸惑いましたが、お金を貰う条件でテクニックを披露しました。
それを見ていた八代はヤケになりヒナに、キャバ嬢の彼氏とヤれと命令しました。
ヒナは断ることができず指示通りにしました。するとキャバ嬢と八代も自然と行為を始めました。
ヒナは稼ぎを失った八代のために、麻薬の横流しをしてお金を手に入れました。
そしてそのお金を八代に渡しました。八代は受け取れないと断りましたが、ヒナは強引にお金を渡して別れを告げました。
八代が当てもなくふらついていると町工場の男に声をかけられ、今すぐ町から離れて遠くへ逃げろと言われます。原因はヒナがヤクザの麻薬を横流ししたのが原因で、ヤクザから追われていたからです。
八代はヒナの身を心配しヒナを仕事場から連れ出し匿います。そしてヒナに遠くへ逃げるように言い、八代はヤクザに横流しで得た金を持って謝りに向かいました。
ヒナはどうすればよいか分かりませんでしたが、八代への思いを捨てきれず自分もヤクザの所へ向かいました。
ヤクザは八代を袋叩きにし、ヒナの居場所を聞き出そうとしましたが、八代は口を割りませんでした。そこへヒナが現れ八代を助けようとしました。
ヤクザの頭は色盲でしたが、ヒナが八代をかばった瞬間、ヒナの体から流れた血が赤く見えるようになりました。それをきっかけにヒナと八代は見逃してもらえました。
なんとか逃げ延びた二人。傷だらけの八代にヒナは寄り添うのでした。
映画を簡単にまとめると、
どうしようもない人たちの恋と人生の話です。
感想
アンダーグラウンドで暗い感じを期待して観に行ったのですが、意外と笑えるポイントがあったり、ちょっとコメディ感が強すぎたのが個人的には少し残念でした。そういうのが好きな人には良いかもしれません。
役者さん達の演技は良かったと思います。