はだしのあるきかた

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【ライブレポート】The Fratellis Japan Tour 2018/10/31 渋谷WWW X セトリ/使用機材

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渋谷WWW X で行われたThe Fratellis  の「Japan Tour 2018」。

10月31日。ハロウィンの夜ということで渋谷の街は狂ったような人集りでごった返していた。

無心で人混みをかき分け何とかWWW Xに到着し場内に入ると、そこはいつも通りのライブハウスだった。ああ良かった、仮装してる人とかいるかと思ったけどライブハウスの中はいつもと変わらない。いや別に仮装している人がいても良いとは思っていたが、近年のハロウィンの異常な盛り上がり方にはうんざりしていたので、何だかんだ少し安心した。

 
開演30分前の場内は半分くらい人が入った状態で、2、30代くらいの方が多かったような気がする。ジョンが色男だからなのか、女性が結構多かったのが印象的だった。
 
19時30分の開園時になると場内はほぼ人で埋め尽くされた。
4人組のロックバンドで、ベーシスト、ギタリスト、そしてシンセとヴォーカル担当の方が日本人(恐らく)で、ドラマーがイギリス人(?)といった形態。
私は今回彼らを初めて見たのだが、彼らの率直な第一印象は「上手い」だった。
各パートで気になるようなミスは一切感じなかったし、それぞれの演奏能力の高さを感じた。
 
個人的な趣味で目視で見ていたのは、ギタリスト7割、ドラマー2割、その他1割くらいだったので、細かいところまでは見切れていないがご容赦を。
 
楽曲の印象は、メロディアスなベースライン、力強いドラミングに神秘的なシンセサイザーのメロディが乗り、思わず自然と体が動いてしまうようなダンサブルな曲が印象的だった。
 必要な音を的確に表現するギターはバンドの核のような存在で曲の世界観を上手く表現していると感じた。
UKロックのような雰囲気を持つ楽曲に、英語で歌われているがどこか邦楽らしいメロディの ヴォーカルが合わさることで、”ありそうでない”と感じるものだった。
  Newspeakの演奏が終わり、20時30分頃フラテリスのメンバーがステージに登場した。

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 セットリスト
Whistle For The Choir
Impostors (Little by Little)
Baby Don't You Lie to Me
Flathead
Starcrossed Losers
For The Girl
Sugartown
Everybody Knows You Cried Last Night
I Am That
Henrietta
I've Been Blind
Creepin' Up The Backstairs
She's Not Gone Yet But She's Leaving
Ole Black 'n' Blue Eyes
Stand Up Tragedy
We Need Medicine
Baby Fratelli
A Heady Tale

アンコール
Laughing Gas
Chelsea Dagger
Runaround Sue (Dion)
 
1曲目の”Whistle For The Choir”のイントロが始まると歓声が上がり、オーディエンスは体を揺らし会場は暖かい雰囲気に包まれた。


The Fratellis - Whistle For The Choir

セットリストは1stアルバムの曲と新譜の5thアルバムを中心にアンコール含め21曲。
やはり1stのノリの良い曲は客の反応も良い感じがあった。しかし新譜の”Starcrossed Losers”が演奏された際はオーディエンスが手をを上げて左右に揺らし、会場が一体感に包まれ、フラテリスのメンバーもそれを見ながら笑顔で演奏していたのがとても印象に残っている。
 フラテリスと言えば1stアルバムの曲のような明るくポップな曲のイメージが強いが、4thアルバム辺りから増え始めたオルタナティブなアプローチの曲もフラテリスの新しい顔として板につきつつあるように感じた。
 
 アンコールの際に少しメンバー紹介をして喋ったくらいで、本編ではMCは一切なし。そういえば最近ではMCってライブでは当たり前だと思っていたが、あくまで演奏を見に来ているのだから、極論を言えばMCは必要ないのだ。
私もバンドを組んでいた事があるので、MCを挟みたい気持ちはとてもよく分かる。言いたい事を言うためというよりも、曲と曲の繋がり的に一旦区切りたい時や体力的に一息つきたい所にはMCを入れることがよくあった。そう考えるとノンストップで18曲を演奏仕切るのは本当に凄いことだと思う。
ジョンとバリーはペダル操作も自分で行っていて、バンドマン目線で見てもとても尊敬できて憧れる存在だ。
演奏能力、楽曲レパートリー、クオリティ、体力、どれを取ってもまさにこれぞプロと言えるだろう。
Costello Music

Costello Music

  • ザ・フラテリス
  • ロック
  • ¥1400
Here We Stand (Japanese Version)

Here We Stand (Japanese Version)

  • ザ・フラテリス
  • ロック
  • ¥2100
We Need Medicine

We Need Medicine

  • ザ・フラテリス
  • ポップ
  • ¥1300
EYES WIDE, TONGUE TIED

EYES WIDE, TONGUE TIED

  • ザ・フラテリス
  • ロック
  • ¥1800
IN YOUR OWN SWEET TIME (+3 Bonus Track)

IN YOUR OWN SWEET TIME (+3 Bonus Track)

  • ザ・フラテリス
  • ロック
  • ¥1800

 

 使用機材

※分かった限りで記載します。

ジョン・フラテリ(John Lawler)

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Fender Telecaster 62
Fender '65 Twin Reverb